
プレス機の温度設定
こんにちは、製造部の平山です。
暑さでニュースにもなる練馬も、今週に入ってやっと夜は長袖を羽織る気温になってきました。過ごしやすい時期は本当にあっという間で、油断するとすぐに冬の足音——毎年この移ろいの早さに驚かされます。
さて今回は、当社の製造の一部をご紹介します。
はんこの“顔”である印面(ラバー部分)は、まず版下フィルムから樹脂の凸版を起こし、その凸版をもとに凹版を作製します。できあがった凹版に天然ゴムを流し込み、圧力と熱をかけてプレス——この一連の流れで、くっきりとした印影が生まれます。
詳しくは、工場見学ページをぜひご覧ください。
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各工程には“ちょうどいい”温度の幅があり、季節や湿度で微妙に変わります。
当社ではデジタル管理で条件を可視化し、再現性を高めていますが、最後の微調整はやはり職人の「勘所」がものを言います。数字が示す最適と、素材が教えてくれる最適。その両方をすり合わせることで、毎日同じ品質を保ちながら、より美しい印影を目指しています。
気温が下がるこれからは、材料の立ち上がりや熱の入り方も夏場とは違ってきます。季節に合わせて工程を一つずつ整え、皆さまの手元に気持ちよく押せる一個をお届けする——それが、みんなのはんこ工房の変わらない仕事です。
これからも良い商品をお届けできるよう、工場メンバーで研究していきたいと思います!